形成外科・美容外科・皮膚科

乳房形成
脂肪注入のことなら

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房再建

乳房再建はやらなくてもいい治療です。
まずは本当に再建をすべきかどうか、よく検討する必要があります。
何よりも大切なことは癌をしっかり治療するということです。
それを差し置いて再建の話はできません。

もしあなたが再建を望む場合、くさのたろう クリニックでは患者さんのお話を伺い、その方のライフスタイルやライフステージに合ったプランのご提案をいたします。

再建方法には大きく分けて自家組織再建と人工物による再建があります。
どちらもメリットやデメリットがありますし、向き不向きもあります。

当院では特に脂肪注入による再建に力を入れていますが、その他の方法につきましても対応しておりますのでまずはご相談ください。

工物による再建

人工物

エキスパンダー・インプラントによる再建

人工物による再建は手術の際の負担は自家組織再建に比べると少なく、入院日数も短い ため仕事や子育てなどでお忙しい方、また大きな手術を望まない方には向いています。

しかしながら、長期的には破損や拘縮を生じるため10年程度で入れ替えや抜去の手術が 必要になる可能性があることは理解しておく必要があります。放射線治療が必要な場合は 慎重に行う必要があります。

2019年7月24日よりアラガン社製のシリコンインプラントがグローバルリコールにより 使用が制限されています。詳細についてはYou Tubeでも取り上げていますのでそちらをご覧ください。

YouTube

ヒアルロン酸による再建

乳房用のヒアルロン酸を用いることで乳房のふくらみを作ります。乳房全体の再建も可能ですし部分的な凹みを補うこともできます。製品により差はありますが、体内で分解されて数年で吸収されます。

健康な身体を傷つけずに、入院不要で比較的短時間にふくらみを作ることができるという意味では有効な乳房形成の材料と言えます。

家組織による再建

腹部皮弁

お腹の組織を移植する方法です。現在皮弁法の中では最も確立されたポピュラーな方法と考えられます。
乳房を再建しつつ、お腹周りの脂肪がスッキリする点が最大のメリットです。妊娠を希望されている患者さんには適していません。
10日程度の入院が必要です。

腹部皮弁

広背筋皮弁

自家組織再建の中では古い歴史を持つ方法です。
近年では海外での報告を受け脂肪注入とのコンビネーション治療に用いることが増えてきています。特に放射線治療を行なった方には適していると考えられます。
約2週間の入院が必要です。

広背筋皮弁 Tシャツ

肪注入

脂肪注入は形成外科領域においてもともと先天性の疾患や外傷に用いられている技術です。美容外科の領域でも顔に注入したり豊胸に利用したりと日本でも普及はしており、安全な技術として確立されています。

最近では再生医療を利用した脂肪注入も注目を集めており、進展が期待できる分野の治療と考えられます。

当院、草野は脂肪注入による豊胸はもちろん、2013年から乳房全摘、部分切除の患者さんに対し脂肪注入を行ってきており、その結果からも非常に良い治療だという確信を持っています。

大きな傷を作ることなく短時間の日帰り手術で温かく柔らかい、そして完成後はメンテナンスがほとんど要らない乳房を形成できる理想的な方法と言えます。

(合併症)
脂肪吸引:血腫、腹腔穿刺、採取部の凹凸、感覚が鈍くなる
脂肪注入:脂肪壊死による石灰化、嚢腫、気胸、脂肪塞栓

純脂肪注入

お腹や太ももから脂肪を吸引して、遠心分離機で不純物を取り除き乳房に注入します。


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荷重円心
脂肪注入

豊胸の分野ではコンデンスリッチファットグラフトと呼ばれているもので、現在日本ではスタンダードな方法として多くの施設で行われています。

遠心分離の際に特殊なフィルターを用いることで弱い細胞をとりのぞき、脂肪を濃縮します。
この濃縮脂肪細胞には幹細胞が多く含まれているため生着率の向上につながります。

遠心分離

遠心分離の際に特殊なフィルターで圧をかける。


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ASC 培養注入

乳房再建の最も新しい治療法です。
ご自身の脂肪から抽出した幹細胞を培養増殖し、純脂肪に付加し注入する方法です。脂肪の生着率を高めるだけでなく、手術や放射線によってダメージを受けた組織を再生する効果も期待できます。

幹細胞を用いた治療は以前より行われていますが、従来の方法では幹細胞を抽出するために多くの脂肪を必要とするため、注入できる脂肪が半分程度に制限されます。
また脂肪の採れ高により、抽出できる幹細胞の数が制限されます。

しかし本法は少ない脂肪から抽出した幹細胞を確実に約3000万cellまで増やすことができるため、特に「痩せ型」の方には向いている治療といえます。

この濃縮脂肪細胞には幹細胞が多く含まれているため生着率の向上につながります。

初回
初回
初回
初回

各方法の比較

注入する脂肪 脂肪生着率の目安
通常の方法 純脂肪 30-40%
荷重円心法
(コンデンスリッチ)
荷重をかけて弱い細胞を除去。
純脂肪より幹細胞を多く含む
40-50%
ASC培養 脂肪から抽出した幹細胞を培養増殖して純細胞に加える 50-70%

脂肪由来幹細胞には脂肪の生着率を高めることに加え、組織をrevitalization(再生)する能力も備えているため、手術や放射線治療などでダメージを受けた組織の回復も期待できます。

房再建における 肪注入のオプション

インプラントと併用するハイブリッド再建

人工物と自家組織を同時に用いるため無駄やデメリットが多いようにも捉えられがちですが、シリコンインプラント による再建乳房に脂肪注入を加えることで「豊胸の状態に近づける」ことを目指します。

シリコンインプラントを包む組織を厚くし周囲からの血流を良くすることで柔らかく波打ちの少ない、外から守られた乳房が得られます。

可能であれば 脂肪だけで再建を完成させたいがところですが、採取できる脂肪と必要な胸のボリュームのバランスが悪い場合はインプラントと組み合わせることでボリュームを稼ぐことも一つの方法です。

その他自家組織とのハイブリッド再建

広背筋とのハイブリッドにより、

痩せているのに乳房が大きい方でも対応できる。
広背筋を全部使わないことで傷を隠しやすく入院期間を短くすることができるミニ広背筋+脂肪注入という選択肢がある。
放射線照射を行なった患者さんに血流の良い広背筋を用いることで脂肪注入の母床を作ることができる。

体外式組織拡張機

そもそもは豊胸の道具であったBRAVAという機器を、脂肪注入で高名なDr.R.Khouriらが採用。

脂肪注入術前後に使用すると生着が良くなり、移植量を増やせると提唱され日本でも横浜市立大学の佐武先生がその使用価値を多くご報告されています。

外から陰圧をかけることで胸の組織を膨らませ、中の圧を下げすき間を作り、さらに血流を良くするといった効果が見込める道具であると考えられます。

現在当クリニックはご希望の患者さんにはnoogleberryという商品をご案内しています。